「地  域  と  共  に  育  つ」

まんのう町立図書館マニフェスト2018-2022

平成30年6月
ま  ん  の  う  町  立  図  書  館
(運営)株式会社リブネット・株式会社宮脇書店 共同企業体

まんのう町立図書館マニフェスト2018-2022の策定にあたって

★ まんのう町立図書館沿革
年月 沿革
2013年 6月 まんのう町立図書館開館
2013年 7月 琴南支所、仲南支所に本の返却ポストの設置
2013年10月 電子図書館サービス提供開始(システム名:ドキュメントコンテナ)
2014年 4月 図書館マニフェスト(2014-2017)策定
2014年12月 読書通帳機導入
2015年 1月 国立国会図書館の「図書館向けデジタル化資料送信サービス」開始
2015年 8月 動く絵本導入
2015年12月 PONTANA導入
2016年 6月 新電子図書館サービス提供開始(システム名:オーバードライブ)

★ 図書館マニフェスト(2014-2017)の策定
オープンから10か月が経過した2014年4月1日、私たちは図書館マニフェスト(2014-2017)を策定しました。これは、今後まんのう町立図書館をこんな図書館にしたいというビジョンを明確にしたマニフェストを公開することで、まんのう町の皆様にその目標を「約束」をすることを目的としました。

そして、それから4年間、町民の皆様に約束した目標を実現するため、私たちは様々な企画や取り組みを実施してきました。目標を達成できたこともあれば、まだまだ改善の余地があることもあります。一方、スマートフォン普及率の急上昇に代表されるようなICT の急速な技術革新により町民の皆様の生活も様変わりし、公共図書館に求められる役割自体にも変化が生じてきています。

そこで、オープンからの約5年間の経験を踏まえ、今後、まんのう町立図書館をこんな図書館にしたいというビジョンを改めて明確にすることで、新たな5年間の目標を皆様に「約束」したいと考えております。

まんのう町立図書館マニフェスト2014-2017を振り返って

★ 目標の達成について
  1. 2014年度の新規登録者数年間1,200人を達成します。
  2. 貸出冊数年間120,000冊を維持します。
  3. 利用者の声の収集、サービスへの評価の収集に努めます。
2014年に策定したマニフェストでは具体的な目標として、この3点を掲げました。

① 2014年度の新規登録者数:1,467人 【目標達成】
新規登録数 年度合計 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
2014年度 1,467 187 168 155 139 155 92 82 83 84 72 116 134
館外に出向いての利用者登録のご案内の継続、魅力あるイベント開催などの効果により、目標値の1,200 人/年に対して122%増にあたる1,467人の利用者の方に新規登録をして頂きました。
なお、2013年度、2014年度で多くの町民の皆様に利用者登録をして頂いたため、2015年度以降は年間600人~1,000人程度の新規登録者数となっています。

② 2014年度の年間貸出冊数 : 130,308冊 【目標達成】
 2015年度の年間貸出冊数 : 134,017冊 【目標達成】
 2016年度の年間貸出冊数 : 122,973冊 【目標達成】
 2017年度の年間貸出冊数 : 124,298冊 【目標達成】

新規登録数 年度合計 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
2014年度 130,308 10,090 10,124 10,791 11,907 13,938 9,814 10,195 10,811 10,009 10,981 10,844 10,804
2015年度 134,017 10,858 11,224 10,743 13,026 14,281 10,074 10,668 11,197 10,014 10,888 11,079 9,965
2016年度 122,973 10,335 9,752 10,185 12,804 12,580 10,180 10,194 8,913 8,941 9,854 9,753 9,482
2017年度 124,298 9,114 8,674 10,020 13,687 12,927 10,015 10,488 9,581 9,883 10,555 9,008 10,346
4年間を通じて、全ての年度で年間貸出冊数が120,000冊を上回りました。4年間の平均で目標値の107%にあたる127,899冊の貸出があり、多くの町民の皆様に利用頂きました。

③ 利用満足度調査:実施(毎年度1回以上)【目標達成】
  意見箱、HPに寄せられるご意見への対応:実施(随時対応)【目標達成】
上記の通り、全ての具体的目標を達成することができました。町民の皆様の図書館運営へのご理解とご協力があってのことと、改めて御礼申し上げます。

まんのう町立図書館が目指すもの

「本は世界につながります。宇宙につながります。そして、人につながります。どうぞ、本と遊んでください。そこにあふれる知恵を手にしてください。物語を楽しんでください。感動に涙する心を喜んでください、本を読むことは、感じる心、推測する力を育て、人が共に生きる力の礎となります。」

この言葉は、町立図書館がオープンする際、文字活字文化推進機構会長 兼 株式会社資生堂名誉会長の福原義春さんが贈ってくれた言葉です。開館時の志を忘れることなく、まんのう町立図書館は、本と人との出会いの場に。そして、人と人とを繋ぐ場に。そして地域への情報発信の場として成長し続けることを目指します。

その実現のために以下の考え方で運営を進めてまいります。
  1. 子どもたちの豊かな心と調べる力を育てます 【継続】
  2. 町民の皆様がいきいき学び、集い、活動できる「広場」となります 【継続】
  3. 地域と共に成長することを大切にします 【継続】
子どもたちの豊かな心と調べる力を育てます

★ 具体的な方策
  1. 小・中学校、こども園等に対する団体貸出を行い、本に触れ合う機会を増やします。そのために、団体貸出用リストを作成します。
  2. 小・中学校、こども園等の読書活動推進や授業利用に役立つ資料を提供します。学校に対しては、授業や指導の参考となる「貸出資料の選書」や、「ブックリストの提供」等のサポートを行います。
  3. 幼児、児童、生徒が図書館への興味を深め、本を読むことの大切さや楽しさを知ってもらうため、図書館に足を運びたくなるような企画や展示を行います。また、児童書の更なる充実を図ります。
  4. 小・中学校と連携し、町内の全小・中学校が一体となり、まんのう町立図書館が会場となる読書推進イベントを企画します。
  5. 町が策定を予定している「まんのう町子ども読書活動推進計画(仮称)」で計画されている各種施策の実現を支援します。
町民の皆様がいきいき学び、集い、活動できる「広場」となります

★ 具体的な方策
  1. 町民の皆様の様々なニーズや活動に対応できるよう、多様な分野にわたる質の高い資料を収集します。公共図書館や学校図書館での数多くの運営実績による選書サポートを取り入れ、町民の皆様のニーズを引きだす選書を目指します。
  2. 子どもから大人まで生涯にわたって読書に親しみ、学べる場とします。町民の皆様のライフステージに応じた役立つ資料や情報を提供します。
  3. 地域の情報が集まり、また、地域の情報を発信する「地域情報の拠点」とします。町民の皆様が、情報を交換し、学んだことを発表できる機会を設けます。
  4. 町民の皆様にとって親しみやすく、使いやすい、気軽に集まる広場となるよう、居心地のいい図書館をつくります。安心して利用できる館内整備と、笑顔で誠意のあるサービスを提供します。同じ興味や関心、課題を持つ方々が集まる場づくりのために、行事や企画を行います。
  5. 図書館からは遠方にお住まいの町民の方にも図書館サービスを展開します。現在は、琴南支所、仲南支所に限定されている出張図書館ですが、公民館など要望のある場所への拡大を目指します。
地域と共に成長することを大切にします

★ 具体的な方策
  1. まんのう町という、地域の特性を反映した蔵書の構成を目指します。農業、子育て、健康に関する蔵書を充実させます。社会や世界の動きに常にアンテナを張り、生活や仕事に活かせる情報の拠点とします。
  2. 町民の皆様の生活に彩りを加え、楽しみとなる企画・イベントを行います。町民参加型イベント(写真コンテストや町民講師のワークショップ等)を行います。
  3. 将来の図書館運営スタッフを発掘・育成します。中学生、高校生から大人まで、図書館を育てる力となる地域の人材を発掘します。図書館の運営を一緒に考え、一緒に育てる基盤をつくります。
  4. これまでにも、電子図書館やデジタル情報スタンドなどのITサービスを導入して参りましたが、サービスの運営、定着化にとどまることなく、今後も、費用対効果を勘案しながら、時代の進化、進歩に合った新たなサービスの導入を積極的に検討します。
  5. 町内の人材育成に寄与するため、子ども司書講座を開催します。図書館を楽しみながら学んでもらうことで、未来の図書館司書の育成を目指します。

数値目標

★ 目標設定について
本マニフェストは2018年度から2022年度の5年間という期間設定を行いました。短期的な目標だけではなく、中長期的な目標設定をすることは、継続したサービスの提供を実現することにも繋がります。
その上で、その期間中にマニフェストが着実に実行されているのか定期的に検証します。本マニフェストにおいて自ら高い目標を設定することにより、スタッフのモチベーションアップにも繋げることができ、それが皆様との「約束」の実現となると考えております。
※なお、本マニフェストに記載した具体的方策は一例として記載したものであり、全てを記載内容どおりに実施するものではありません。

改訂前マニフェストで設定した具体的目標はすべて達成できたことを踏まえ、今回は新たな項目での具体的数値目標を掲げることといたしました。
  1. 小・中学校図書館への団体貸出回数 210回以上/年を目指します。
  2. 読み聞かせ会平均参加人数 10人以上/回を目指します。
  3. 出張図書館実施回数 24回以上/年
① 小・中学校図書館への団体貸出回数 : 210回以上/年
学校司書の配置(2016年10月配置開始)の効果もあり、町立小学校6校に対して、団体貸出の回数は近隣図書館と比較しても活発に利用されています。今後は小学校だけでなく、中学校1校とも連携し、学校図書館の活性化にも寄与します。団体貸出利用回数210回以上(1校当たり平均30回)を目指します。

(参考数値) 195回 (2017年度小学校への団体貸出回数)
② 読み聞かせ会平均参加人数 : 10人以上/回
まんのう町立図書館オープン以来、着実に実施してきている読み聞かせ会の参加者を増加させることを目指します。読み聞かせボランティア主催のものに加え、図書館スタッフ主催の読み聞かせ会も定期的に行い、子ども時代の読み聞かせ体験を充実させます。英語読み聞かせや手遊びなどを交え、実施回数を維持しつつも、1回当りの参加者を平均10人以上にすることを目指します。

(参考数値) 41回 (2017年度読み聞かせ会実施回数)
      371人 (2017年度読み聞かせ会参加延べ人数)
   9.05人/回 (2017年度読み聞かせ会1回当りの平均参加人数)

③ 出張図書館実施回数 : 24回以上/年※2017年試行のものと同規模で実施した場合
まんのう町立図書館からは遠方にお住まいの町民の方への図書館サービスを拡充させます。現在は、一部限定的に出張図書館を実施しておりますが、今後、一層多くの町民の皆様に利用して頂くために、出張図書館の拡充を目指します。

(参考資料)
琴南地区 満濃地区 仲南地区 合計
人口 人口(単位:人)
(平成28年度版まんのう町データブック参照)
2,463 12,763 4,154 19,380
割合 12.7% 65.9% 21.4% 100.0%
登録 登録者数(単位:人)
(2017年度町内在住のみ)
419 4,364 1,133 5,916
割合 7.1% 73.8% 19.2% 100.0%
貸出 図書貸出冊数(単位:冊)
(2017年度町内在住のみ)
3,723 59,196 15,727 78,646
割合 4.7% 75.3% 20.0% 100.0%

2018年6月
まんのう町立図書館
リブネット・宮脇書店共同体