「地  域  と  共  に  育  つ」

まんのう町立図書館マニフェスト2014-2017

平成26年4月1日
ま  ん  の  う  町  立  図  書  館
(運営)株式会社リブネット・株式会社宮脇書店 共同企業体

はじめに

●まんのう町立図書館の日々の風景
まんのう町立図書館に入ると、子どもたちの笑い声が聞こえてきます。
同年齢ぐらいの子どものお母さんたちは気軽に声を掛け合い、悩みを打ち明けあったりして、
新しいつながりが生まれています。

まんのう町立図書館自慢のセンターテーブルの一角では、お年寄りが碁の本を片手に盤面とにらめっこをしています。
まんのう町の主産業である農業関係の本の選書には力を入れています。
農家の方からもいい本が揃っているとお褒めの言葉もいただいております。

パッチワークを趣味にされている方にはご自分の作品をお持ちいただき、
テーマ展示コーナーに華を添えていただいています。
それらの作品を見て興味をもった人がサークルに入ったりし、趣味や活動の輪が広がっています。

隣接する満濃中学校からは放課後、家族の迎えを待つ中学生がたくさん訪れます。
帰宅までの間、本を読んだり、勉強したり、iPadを手にしたり。図書館を活用する姿が多く見られます。
そしてその頃には、暮色の田園風景の真ん中に、図書館の灯りが優しく燈ります。
私たちは、この「まんのう町立図書館」が目指す方向と目標を、
「マニフェスト」という形にして、皆様方にお知らせすることにしました。


(明るく開放的な館内)

(お借りした作品を使用した展示)
 ※展示テーマは「春」

「 地 域 と 共 に 育 つ 」

まんのう町立図書館マニフェスト2014-2017の策定にあたって

●まんのう町立図書館誕生
2013年6月1日、香川県仲多度郡まんのう町に初めての図書館がその産声を上げました。
オープンから10か月が経とうとする今、まんのう町立図書館は、地域にその存在感を少しずつ広げています。

まんのう町立図書館には毎日多く町民の皆様が来館されます。
小さなお子さんから小学生、中学生、お年寄り、主婦の方々、休日にはお勤めの方々といろいろな世代が利用されています。
現在、保育園、幼稚園に行っている子どもたちが成人する頃にも、図書館はここにあり続けます。
その子どもたちが成長するまでの長い時間、この図書館は何ができるだろうかと、私たちスタッフは常に考えています。

そこで私たちはこの10カ月の経験を踏まえ、マニフェストを策定することといたしました。
これは今後まんのう町立図書館をこんな図書館にしたいというビジョンを明確にし、
マニフェストを公開することで、まんのう町の皆様にその目標を「約束」をする為です。

まんのう町立図書館が目指すもの

読書は人の生存にとっての必需品ではないが、人生の必需品。
この言葉は、福原義春著『だから人は本を読む』の、はしがきに記された言葉です。
“人は読書で人になる”ともあります。
まんのう町立図書館は本と人との出会いの場に。そして人と人とを繋ぐ場に。そしてそれらを発信する場所になります。
人が成長すれば地域が成長することに繋がります。まんのう町立図書館は地域を育てる力になれる図書館。
そして地域と共に育つ図書館になることを目指します。
「地域と共に育つ図書館」、それが、私たちの目指す図書館です。
その実現のために以下の考え方で運営を進めてまいります。
図書館は、子どもたちの豊かな心と調べる力を育てます
本を読むこと。それは外の世界への架け橋となり、世界を知ることに繋がります。
それは子どもたちの知識、想像力を豊かにし、生きる力を育みます。
それはたくさんの感動をできる、感受性豊かなこどもを育てます。
世の中にはインターネットによる情報が増大し、昔のように本からではなく、
気軽にパソコンから情報検索ができるようになりました。
しかしそこには最も重要な、「調べる能力を育てる」という過程が抜け落ちているような気がします。

まんのう町立図書館では、保育所、幼稚園、小・中学校と連携し、図書館の利用や読書活動を推進し、
子どもの頃から本に親しみ、子どもの豊かな感性を育む活動を充実させます。


●具体的な方法
 1.小・中学校、幼稚園、保育所に対する団体貸出を行い、本に触れ合う機会を増やします。
   そのために、団体貸出用リストを作成します。
 2.小・中学校、幼稚園、保育所の読書活動推進や授業利用に役立つ情報を提供します。
   学校に対しては、授業や指導の参考となる「教育関係図書資料の作成」や、
   「貸出資料の選書」「ブックリストの提供」等のサポートを行います。
 3.幼児、児童、生徒が図書館への興味を深め、本を読むことの大切さや楽しさを知ってもらうため、
   図書館に足を運びたくなるような企画や展示を行います。

図書館は、町民の皆様がいきいき学び、集い、活動できる「広場」となります

●具体的な方法
 1.町民の皆様の様々なニーズや活動に対応できるよう、多様な分野にわたる質の高い資料を収集します。
   そのために各方面の専門家たちによる選書サポートや、住民の選書などを取り入れ、
   さらに町民の皆様のニーズを引きだす選書を目指します。
 2.子どもから大人まで生涯にわたって読書に親しみ、学べる場とします。
   町民の皆様のライフステージに役立つ資料や情報を提供します。
 3.地域の情報が集まり、また、地域の情報を発信する「地域情報の拠点」とします。
   利用者同士のコミュニケーションを図るため、情報交換ができる場や機会を設けます。
   町民の皆様が、学んだことを発表できる場とします。
 4.町民が親しみやすく、使いやすい、気軽に集まる広場となるよう、居心地のいい図書館をつくります。
   安心して利用できる館内整備と、笑顔で誠意のあるサービスを提供します。
   同じ興味や関心、課題を持つ方々が集まる場づくりのために、行事や企画を行います。

地域と共に成長することを大切にします
図書館の役割は、多種多様な情報を収集し、提供することです。
私たちは、まず、「まんのう町を生活の場とする皆様のための図書館」になることを目指します。
そして、まんのう町という地域と、まんのう町立図書館の活動が、
他の地域や図書館のネットワークを通して、社会の役に立って行くことを目指します。

●具体的な方法
 1.まんのう町という、地域の特性を反映した蔵書の構築を行います。
   農業(農家が多い)、子育て(子育て世代が多い)、医療(糖尿病率が高い)に関する蔵書を充実させます。
   地方の町の図書館にいながら、社会や世界の動きに常にアンテナを張り、生活や仕事に活かせる情報の拠点とします。
 2.町民の皆様の生活に彩りを加え、楽しみとなる企画・イベントを行います。
   町民参加型イベント(かかしのコスプレコンテスト、写真コンテスト等)を行います。
 3.図書館パートナーを募集します。
   中学生、高校生から大人まで、図書館を育てる力となる地域の人材を発掘します。
   図書館の運営を一緒に考え、一緒に育てる基盤をつくります。

数値目標

目標設定について
本マニュフェストは2013年度の実績を踏まえ、2014年度から2017年度までの4年間という期間設定を行いました。
それは、その期間中にマニフェストが着実に実行されているのか定期的に検証する必要があることと、
自ら高い目標を設定することにより、スタッフのモチベーションアップにも繋げることができ、
それが皆様との「約束」となるからです。
まんのう町立図書館では、次の目標を掲げることといたしました。
これらの目標は年1回検証し、その内容は翌年の事業計画にも反映させます。
 1.新規登録者数1,200人/年を達成します。
   2013年度は10月より利用者登録の少ない地域に出向き、登録の勧誘をすることにより、
   前月比で3倍以上の登録数となりました。その後も定期的に同様の取り組みを行っております。
   2014年度も館外に出向いての勧誘の継続や、魅力あるイベント開催での集客等との相乗効果により、
   新規利用者登録年間1,200人以上を目標といたします。

 2.貸出冊数120,000冊/年を維持します。
   2013年度は、貸出冊数年間(10か月)100,000冊を達成できる見通しとなっております。
   2014年度以降についても様々な取組を行い、利用者の全体数を上げることにより、
   120,000冊/年を達成いたします。

 3.利用者の声の収集、サービスへの評価の収集に努めます。
   現在行っている年1回の利用者アンケート(満足度調査)、館内設置のご意見箱、
   HPに寄せられるご意見への対応等は継続し、引き続き利用者ニーズの把握、対応。
   また、サービスへの評価をいただく事による自身の見直し、改善を継続してまいります。

本マニフェストを公開いたします
本マニフェストは図書館内で配布すると共に、図書館HPにアップし、
広く町民の皆様や利用者の皆様にご覧いただきます。
また、各事業年度終了時にはマニフェストの総括を報告し、
マニフェストの達成状況を広く町民の皆様にお知らせいたします。
平 成 26 年 4月
まんのう町立図書館
リブネット・宮脇書店共同企業体